『江國香織』・・・MAMO的な見解。
最初は通学(片道2時間)の『暇』を埋めるために本を買いました。 本当は
映画化された『
きらきらひかる』が欲しかったんですが在庫切れ。ま、いいか・・・と思いながら『
ホリー・ガーデン』を購入。で、読み始め・・・片道で終了(笑)。ダメじゃんっ!ま〜おもしろいものはアッっという間に終わるものですからね・・・。それから『
江國香織』道まっしぐら・・・なんか武骨で著しく似合わん表現だが・・・○○派とか?
『
落下する夕方』『
流しの下の骨』『
いくつもの週末』『
神様のボート』・・・そのほかも好きなんですがキリがないので今日はこれで。
水彩絵の具でやわらかい紙にうす〜くうす〜く重ね塗りをしたような文章はガチャガチャした満員電車での常備薬というか常備菓子?でした。もちろん、今でも。
彼女の文章には『ふ〜ん・・・』と簡単に思うことが許される「余分」が存在している。
両手で水をすくって砂場へ向う。いつもすき間からこぼれて少なくなるのにくり返し手ですくって走る。止めない。大人達もまだ「バケツは?」と声をかけてはいけない。そんなふうに見守られていた頃の無謀で単純で残酷な底がすーんと滲んでくる感じがします。
これからの季節は薄めの
カルピスを傍らにお試しください(笑)。お勧めは『白』です。